9月の全世帯の家計調査
総務省が31日公表した9月の全世帯の家計調査は、1世帯あたりの消費支出が27万3194円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比6%減と、不況期の01年12月以来の大幅減になる結果となりました。
その一方では、11月に内閣府が公表する9月の景気動向指数の先行指数が、景気判断の分かれ目となる50%を3カ月連続で下回ることが確実になりました。02年2月に始まった景気拡大期は、11月の「いざなぎ超え」目前で、先行きに不安感みえはじめてきたかっこうです。
消費支出の内訳は、住宅修繕などの「住居」関連が16.6%減、自動車購入などの「交通・通信」が14.7%減。
一方、9月の景気動向指数の先行指数は、全12指標のうち、現段階で消費者態度指数や中小企業売り上げ見通しなど8指標が悪化しており、50%割れが確定。
家計調査(かけいちょうさ)は、総務省が行っている指定統計。日本国内の家計の支出を通じて個人消費を捉えることができる統計。2002年からは貯蓄・負債についても調査されるようになっており、調査結果は家計収支編と貯蓄・負債編に分けて発表されている
個人消費を供給・販売側から見ることのできる統計はいくつかあるものの、需要・消費者側から見ることのできる統計は本統計のみであり、また項目も細かいため分析でも使いやすく、消費を巡る各種分析で広く使用される。国民経済計算の推計を行う上での基礎資料ともなっている。