Top > 09シニア・団塊世代投資 > 千葉銀、シニア層に照準

千葉銀行が団塊世代をはじめとするシニア層をターゲットにした個人戦略を加速しています。定年退職者向けに定期預金の金利優遇を検討。資産運用相談や相続関連業務などの営業体制も強化。11年ぶりに首都圏全域でテレビコマーシャル(CM)を放映するなど、営業強化とイメージアップを組み合わせて、シニア層の豊富な金融資産を取り込む。

 千葉銀が10月をメドに始めるのは、退職金を受け取って1年以内のシニアに的を絞った定期預金金利の優遇。退職金の預け入れや運用ニーズを狙う。金利の優遇幅や投資信託と組み合わせるなどの販売方法を現在詰めています。

 運用成果を実感しやすいとして高齢者に人気の高い毎月分配型の投信も4月以降順次投入しており、シニア層の商品選択の幅を広げています。
 シニア顧客の個別開拓も進める。6月に参入した相続関連業務では、遺言書の保管や執行を行う遺言信託や、相続時の遺産分割手続きなどを代行する遺産整理を手掛ける。相談件数は「予想を大きく上回っている」(営業統括部)という。

 県内各地で年間700回近く開く「年金教室」では個人部所属の社会保険労務士が個別相談にも応じる。資産運用など相談に特化した店舗のちばぎんコンサルティング・プラザ(千葉市)は40−70代が来店者の8割を占め、船橋市や柏市への出店も検討中。

 ただ営業施策は整えても「都心に通勤する『千葉都民』が千葉銀の店舗を目にする機会は少ない」(千葉銀)のが実態。そこで7月下旬から8月末まで、複数の民放キー局でテレビCMを関東地方向けに計151本放映。1960年代のグループ・サウンズの歌声とともに当時映画で人気を得た女優・酒井和歌子さんが登場し、資産運用相談での来店も促す作り。

  定年間近の47−49年生まれのベビーブーマーは県内におよそ32万人いる。このうち6割強は千葉銀と取引があり、他の世代に比べ保有資産が圧倒的に多く、集中的に取り込みを図ることにしています。