Top > 05住宅ローン情報 > 住宅ローン担保証券発行

英国の銀行が大型の住宅ローン担保証券(RMBS)を相次いで発行しています。国内の住宅ローン貸し出しが堅調なことに加えて、投資銀行などによる住宅ローン担保証券の購入意欲は強く、好条件での資金調達が見込めるため。これまで発行を見送ってきた大手行も動き出しており、住宅ローンの証券化がさらに広がりそうです。

 英銀2位ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は今月、欧州で過去最大となる65億ポンド(約1兆4300億円)の住宅ローン担保証券を発行。地銀のノーザン・ロックも55億ポンドを調達した。期間はともに最長50年。9月中旬までの英銀の住宅ローン担保証券発行額は約510億ポンドと、昨年の総額を上回っています。

 住宅ローン担保証券の発行が増えているのは、国内での住宅ローン融資が好調なため。英銀行協会(BBA)が発表した8月の住宅ローン融資額は04年4月以来の大きな伸びとなり、「上昇傾向は当分続く」(バークレイズ・キャピタルのジョーンズ氏)との強気の見方も多い。

 住宅ローン担保証券の主な買い手である投資銀行やヘッジファンドの購入意欲も旺盛。証券自体を売買したり、この証券を担保にして組成した債務担保証券(CDO)を売買したりして、トレーディング益の拡大を狙っている。金利は「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に0.1−0.15%上乗せした水準」(リーマン・ブラザーズ)と低く、発行者にとっては比較的低い金利で資金調達ができるという。

 英系格付け会社フィッチ・レーティングスのジェニングス氏は「ロイズTSBなども参入を検討しており、市場の拡大はまだ続く」とみています。