国債残高、初の減少
財務省は25日、「国の借金」にあたる国債、借入金、政府短期証券などの今年6月末の残高を発表。国債残高は前回発表の3月末に比べ0.3%減の668兆8199億円。同省が統計を取り始めた1996年以来初めて3カ月前比で減少に転じました。「瞬間風速」の可能性もあるが、国債残高の伸びが鈍化してきたことを映しています。
同統計の発表は3カ月ごと。6月末は財投債などを除いた普通国債だけでも残高が526兆9098億円と3月末に比べて181億円減少。3カ月前の水準を初めて下回りました。
景気回復に伴う税収増で、同省が国債の新規発行額を抑えているのに加え、4−6月に満期を迎えた10年物国債が多かったことなどが背景。同省が市場などから発行済み国債の買い入れ消却を進めたことも貢献した模様です。
一方、借入金などを加えた「国の借金」全体では6月末は827兆7948億円と過去最高を更新しました。